「歯磨きが命を左右する」は、大げさな話じゃない?

最後に歯医者に行ったのはいつだっけ?
あれは確か、小学5年の夏。
キャンディーズが「普通の女の子に戻りたい」といって解散した年だった…。

そこまで昔でなくても、「最近歯医者に行ってないなあ」
という方にぜひお伝えしたいのが、今回の歯周病に関する話である。

といっても我々は歯科医ではないので、
歯周病についてもっともらしく語ることはできない。
あくまで、体験上での歯周病に関する話である。 さて、当事務所では調査員全員が
3~4ヵ月の周期で歯のクリーニングに通っている。

そのきっかけは1年前、
事務所のそばに歯医者がオープンしたことからだった。
ふらっと内覧会に行き、進められるまま検診を申し込んだのである。
また、その時点で全員が「この前歯医者に行ったのは何年前だっけ?」
という状況であったこともお伝えしておく。

後日、最新機器によるさまざまな検査を受けたのであるが、
調査員全員が歯ぐきに問題アリという事実が判明。
さらに衝撃的だったのが、口腔内で自由奔放に
うじゃうじゃと活動する細菌の映像である。
ちょっとキモいかも、などというレベルではない衝撃。
「善玉菌もいれば悪玉菌もいるんですよ」
「あ、これは悪玉かな?」
そんな歯科医の説明も遠のいていくほどのインパクトがあり、
「これはまずいかも…」という危機感とともに、
自分の口腔内で展開するミクロの世界を実感したのである。

その後、軽度の歯周病と診断されて、歯石のクリーニング大作戦がスタート。
そうして定期的に通ううちに、
歯ぐきもシッカリ引き締まってきて、なかなかイイ感じ。
きっと悪玉菌も少しは減ってくれただろう。

なにより、歯周病対策への意識が高まったのは、
あと何十年、自分の歯とお付き合いしていく上で、
非常にいい傾向であると思うのである。
さて、歯を失う二大原因は虫歯と歯周病といわれており、
中でも歯周病による歯の損失が大きく、
50代以降の半数以上は、歯周病で歯を失っているといわれている
さらに、歯周病は歯の健康だけでなく、糖尿病や狭心症・心筋梗塞など
全身疾患や全身の状態に影響を及ぼすことも明らかになっているという。

「最近、歯ぐきの状態がなんか気になる」
「歯医者?生まれてこの方、行ったことがないね!ハハハ!!」

という方は、一度歯科検診を受けることをおすすめしたい。

※ちなみに名古屋市では、40歳・45歳・50歳…と、節目の年齢で歯周疾患検診(無料)が行われおり、対象となる方には歯周疾患検診クーポンが配布されます。