「シニア起業にちょっと興味が湧いてきた」
というみなさん、お待たせしました。
今回は、シニア起業を後押しする「助成金制度」についてのレポートです。
平成28年4月「１億総活躍社会」の実現に向けて
創設された「生涯現役起業支援助成金」制度についてご紹介しましょう。
それにしても、「生涯現役起業支援助成金」って、
何だかインパクトのあるネーミングです。
ざっくりとした概要としては、
自ら起業し、事業を行いたいと考えている
【40歳以上の中高年齢者】に支給される助成金です。
「そうか、自分はすでに中高年齢者なのか…」
という現実を改めて直視したショックはさておき、
助成金の支給を受けるための主な要件は以下の通り。
○これまで「生涯現役起業支援助成金」の利用をしたことがない、
40歳以上の法人または個人事業の開業・起業が対象
○40歳未満の労働者を3名以上、40歳～60歳未満の労働者を2人以上、
60歳以上の労働者を1人以上雇用
起業者の年齢によって助成金の額は異なりますが、
最大で200万円の助成金が支給されるので、
起業をめざす、「中高年齢者」には嬉しい制度です。
サラリーマン時代に培った経験を、
退職後も仕事に活かすことを目的としたこの制度。
起業にかかる経費の中でも、「雇用の創出にかかった経費」を補助するものなので、
一人で気軽に起業したいという場合には不向きなんですが、
起業とともに人を雇いたいという場合には利用価値があるといえます。
60歳以上の労働者なら1人の雇用でもOKですから、
夫婦で起業するというパターンも検討できますね。
興味のある方は、ぜひ厚生労働省HPで詳細をご確認ください。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000115906.html