みなさんの親御さんは、まだハンドル握っていますか?
プレシニアの親世代といえば、靴を履くように車に乗ってきた人たち。
免許証の自主返納を素直に受けいれる人は多くないのでは。
でも実際、高齢ドライバーによる事故は増加していますし、
自分の親が加害者になったら…と思うと心配ですよね。
今回は、ワタクシ調査員Hのまわりの状況をリポートします。

参考:高齢運転者支援サイト
一般社団法人 全日本指定自動車教習所協会連合会

◆義理母(75歳)の場合◆

「ねえ、知っとった?一旦停止って、3秒間停まらなかんのだって~」

更新のため実技講習を受けてきた義理母が鼻息荒く訴えてきた。
「ちゃんと停まっとったつもりだけど、
「教官の数え方、びっくりするくらい遅いでかんわ」
ドキッ!確かに私も「ゼッタイ」の自信はないかも…(汗)

今回は無事更新でき、「年を考えて、気をつけにゃいかんね」と。
女性ドライバーの多くは、意外と謙虚。それほど問題ないような気がする。

困るのは、やはり男親だ。

 

◆父親(82歳)の場合◆

昭和10年代生まれで、元カミナリ族。
運転技術に自信を持っているうえに、生粋の名古屋人のせいか
せっかち&抜け道大好きなドライバーだった。
「だった」というのは、最近は運転を控えているから。
70歳を過ぎた頃からか、急ブレーキが多くなっていたので、
家族みんなで「運転禁止」を訴え続けた成果なのだ。

「事故を起こしてからじゃ遅いんだからね!」と姉がガミガミまくし立て、
ショボンとしたところをワタクシが諭すといった感じ。
この「北風と太陽作戦」で6~7年ほどかかったけれど、
今は、なるべく車を使わない生活ペースができている様子だ。

名古屋市の敬老パスの恩恵はデカイ

おトクな敬老パスのおかげで、最近では、栄や名駅へ出かけることも増えた。
県外からの転入者でも交付できるそうで、
奥三河から父親を呼び寄せたという友人が、敬老パスを手にして途端、
「父がすっかりシティボーイ(?)になった」と言っていた。
ICカードでピッとかざすのが都会っぽくてウレシイらしい。

敬老パスについて

うらやましい。。。

われわれプレシニアの代まで、この制度は残っているだろうか?
一部で不正使用など問題もあるそうなので、廃止にならないか心配だ…。

とはいえ、“免許の返納”は、また別のハナシ
運転の機会が減ったとはいえ、免許証の自主返納には、やはり抵抗があるようだ。
「次の更新、受かりたいなぁ」と言っているので、
落とされて落ち込むくらいなら、受かってから気持ちよく自主返納してくれたら…と
思う次第なのだが、どうなることやら。

ところで、つい先日ワタクシ自身にも更新はがきが届いた。
“IC運転免許証に変わります”だって。
なんだコレ?

次回【プレシニアの運転更新にも落とし穴が…】に続く