※ご飲食中の方は、のちほどお読みください。

世界一希少かつ高価なコーヒー。その正体は…

先日、幻のコーヒーといわれる「シベットコーヒー」を緊急入手した。
もう少し詳しく説明すれば、フィリピンへ旅行に出かけた知人から、
お土産としてもらったということになる。

シベットコーヒーパッケージ

画像ではわかりにくいが、パッケージにネコの絵が描かれている。

シベットコーヒー。初めて聞く名前だ。
これは如何なるコーヒーか?と知人に尋ねたところ、

「探偵なら自分で調べるがよい」

と返されたので、さっそく調べた次第である。まず、シベットコーヒーの「シベット」とは、英語でジャコウネコのことを指す。では、ジャコウネコの「ジャコウ」は何かと言えば、麝香=ムスクのことであり、ジャコウジカのオスの腹部にある分泌腺から麝香に似た物質を出すことから、この名を持つらしい。そして、ジャコウネコも同じく、肛門近くの分泌腺から麝香に似た物質を出す。

ジャコウネコイメージ

ジャコウネコですが、なにか?

察しのよい私は、この辺りからすでに嫌な予感がしている。

申し上げよう。シベットコーヒーとは、
ジャコウネコから排出されたコーヒー豆からなるコーヒーである。

え、どこから排出されたの?とか野暮なことは聞くまい。

ジャコウネコの糞の中に未消化のコーヒー豆があり、
それこそがシベットコーヒーの正体なのである。

シベットコーヒー豆

糞なのか、豆なのか、それが問題だ。

ちなみにシベットコーヒーは、その希少性から世界一高価なコーヒーといわれるらしい。
このように高価で珍しいコーヒーを、一人で味わうのは申し訳ない。
そこで、まずは愛すべき調査員たちに試してもらうのがいいと考えた。

気になる方は、ぜひ調査員のレポートをお読みいただきたい。
その結果次第で、私もこの珍奇なコーヒーを味わってみようと思う次第である。

味についての感想は、次回へつづく