前回の概要
友人から、遺産相続でもめているという話を聞き、行政書士の柳原先生のもとを訪ねた調査員M。ドラマの世界の話だと思っていた遺産相続のドロドロが、意外に身近な問題だと知る。柳原先生から「遺言書」の重要性を聞き、具体的な作成の仕方を教えてもらうことに・・・。
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柳原勝利先生プロフィール
愛知県小牧市で活躍中の行政書士。専門は遺言書・相続手続き。工業高卒業、前職は機械オペレーターという異色の経歴の持ち主。フレンドリーでどんな質問にもていねいに応えてくださる優しい先生です。
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遺言書は、自分でも作成できますか?

調査員M
それで柳原先生、「遺言書」は、いったいどうやって作成すればいいのでしょう?「私の財産はすべて妻にあげるよ♪」と紙に書いて、印鑑ポン・・・ってわけにはいきませんよね?

柳原先生それも必要ですが(笑)、実は遺言書には厳格にルールが定められているんです。法律要件を満たさない遺言書は、無効になってしまうんですよ!

調査員M
ということは、インターネットで調べて、シロウトが自分で作成なんて、とうてい無理な話なんでしょうか?

柳原先生一概には言えませんが、遺言書を作るにはそれなりの知識が必要で、手間もかかります。せっかく作ったのに、不備があって「無効」になってしまっては元も子もありませんし、専門家に任せていただくほうが、安心だと思います。

調査員M
ちなみに、専門家というのは柳原先生のような行政書士さんにお願いすればいいのですか?テレビドラマだと、弁護士がでてきたりもしますよね?

柳原先生結論からいうと、行政書士でも、弁護士でも遺言書の作成は可能です。実際、誰に頼んだらいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

行政書士?それとも弁護士?結局。遺言書作成は誰に頼めばいいの?

調査員M
お願いする専門家によって、違いはあるんですか?

柳原先生
遺言書を作成したい目的や、相続人の関係、財産の内容などによって相談するべき専門家は違ってきます。

調査員M
ほほう。

柳原先生行政書士は、書類作成の専門家ですから、問題なく遺言書の作成をすることができます。ただし、係争の際は代理にはなれませんから、トラブルの心配がある場合などは、あらかじめ弁護士にお願いするのがいいでしょう。私自身、行政書士に依頼するメリットは、遺言書を作成することで「事前にトラブルを防ぐ」ことにあると思っています。

調査員M
なるほど!ちなみに、遺言書作成の費用には、違いがあるのでしょうか?

柳原先生
一般的にですが、弁護士と比べると、行政書士は比較的安い報酬で作成の相談を受けている場合が多いと思いますよ!

調査員M
おお!行政書士さんにお願いすれば、おトクに「遺言書」を作成できて、後々のトラブルも事前に回避できるから、裁判費用なども必要なくなって、超おトクというわけですね!

柳原先生
あはは。

調査員M
ちなみに、柳原先生の事務所では、おいくらで遺言書を作成していただけるのでしょうか?庶民の私でもお願いできるのかしら?

柳原先生当事務所では、
■自筆証書遺言は43,200円~
■公正証書遺言は108,000円~
で対応しています。この他、戸籍取得費用等の実費も必要になります。

調査員M
ちなみに、「自筆証書遺言」と「公正証書遺言」は、どちらがオススメですか?

柳原先生「公正証書遺言」です。法律のプロである「公証人」の関与があるため、形式面でのミスによる遺言の無効はありませんし、公証役場が遺言の原本を保管するため、紛失や改ざんの恐れもないんです。亡くなった後に、遺言を家庭裁判所へ持っていく必要がなく、すぐに手続きできるもの、メリットですよ。

調査員M
なるほど、よく分かりました。

柳原先生相続問題は、被相続人が亡くなられてから事後手続の際に起こるケースがほとんどです。事前に遺言書などで対処される方は少ないのが現状ですが、実際の話、300万円程度の遺産でも相続問題は起こっています。そうなる前に、ぜひお気軽にご相談ください!

調査員M
先生、実は私も相談にのっていただきたいことが・・・
★柳原先生に相談したいという方は、こちらへ!
行政書士柳原法務事務所
愛知県小牧市新町一丁目
Eメール/yanagihara.office2845@gmail.com

今回のまとめ・・・

◆不備のない「遺言書」を作成するには、専門家に依頼するのが安心!
◆(個人的見解ですが)行政書士の先生に頼むのがトータルに見ておトク!?